こんにちは。メェ子です。
最近、高額英語教材の一つであるサンリオイングリッシュマスターを買いました。今はStage1のGrade1に取り組んでいる日々です。
ちょうどGrade1収録分10話を全て見たので、今日は実際使ってみての感想を書いていきます。
なお、参考までに子ども(メェ太)は1歳6ヶ月です。
DVDの食いつき、よし!
DVD、無料サンプルのDVDと同じようにメェ太の食いつきがいい!
実は、ちょっと心配していたんです。
というのも、サンプルDVDってサービスの中の"良いところだけ"をぐっとまとめて、悪いところが見えにくいイメージもあって…(・・;)
サンリオイングリッシュマスターも無料体験までさせていただきましたが、蓋を開けるまでわからないなとちょっと緊張していました。よかったー。
サンプルDVDと同じように、子どもが飽きないようにする構成&内容になっているなと感じます。
DVDの構成は基本的に毎回同じ
DVDの構成はこのように流れていきます。▼
- Story…サンリオイングリッシュマスターオリジナルキャラクターのエディの日常アニメ
- マザーグース…毎回違う曲
- ①の続き
- Finger Play Songs…親子で一緒に楽しめるダンス。曲と振り付けがリンクしている
- Words…Storyに出てきた単語を学ぶ。最後は簡単なクイズに答える
- Key Phrase Chants…Storyと連動した重要表現をラップのようなリズムに乗せて歌う
- オリジナルSongs…各GradeのStoryに関係する曲。DVD1枚ごと(5話ごと)に変わる。内容は挨拶だったり単語だったり文だったりいろいろ
- Phonics…食べ物がテーマのフォニックス。エディとピタに料理を振る舞うような雰囲気
- マザーグース…②のマザーグースと違ってDVD1枚ごとに変わる
- Total Physical Response…生活に関わるフレーズを体を使って学んでいく
- 最後にじゃんけん
子どもが見飽きないように短いコーナーがぽんぽん変わって行く構成になっています。おかあさんといっしょやシナプシュのようなイメージです。
サンプルDVDと違うのは、途中でちょっとした休憩動画が挟まるところ。
突然、"様々な動作によって起こる心地よい音"に注目した動画が全部で3回くらいちょこちょこ流れます。ASMRっていうのかな?
メェ夫(心理学者)が「これはこれまでと全く関係のない音と映像を出すことによって、集中力を回復させる効果があるんだよ」と言っていました。
この休憩動画、絶妙なタイミングで流れてくるんですよ。
なんていうか「あ、そろそろ飽きてくるかもな」ってときに流れるんです。笑
実際、メェ太がこの休憩動画で画面に集中し直すところを何度も見ました。すごいぞサンリオイングリッシュマスター。
さすが最新の知見をフルに生かした令和の教材だ!
内容は本当に“身近な日常”
サンリオイングリッシュマスターにはGradeが全部で8つあります。それぞれに異なるねらいが定められています。
- Grade1…「英語で毎日を健やかに過ごす」
- Grade2…「英語でコミュニケーション」
- Grade3…「英語で感性をみがく」
- Grade4…「英語で自身と向き合う」
無料体験をした際に具体的にどんな内容になっているのか教えていただきました。
- Grade1…日常生活
- Grade2…英語を使って生活することを想定し、1km圏内の物やことを学ぶ(例えば天気など)
- Grade3…色、形、数字、種類などを学ぶ
- Grade4…時系列に沿って喋れるように学ぶ
子どもにおさえておいてほしい重要表現や単語は、一つのストーリーの中で何度も繰り返し使われていたり、コーナーを飛んで繰り返される仕組みになっています。
これが割と自然でお勉強感が少ないのがすごい!
小さい子どもと一緒にいると毎日使うような言葉かけばかりで、親側がとても勉強になる〜。
アニメの中で出てきた言葉をそのまま日常生活で使うことができるのでありがたいです。
あ。そうそう、アニメには字幕がつきません。
サンリオイングリッシュマスターのGuide WEBにセリフが掲載されているスタイルです。Guide WEB、綺麗にまとまっていて使いやすいです。
でも、字幕機能、個人的にほしいです。
普段からアウトプットさせようと頑張ってる。5回に1回"Review回"もある
勉学はインプットとアウトプットどちらも大事だということが一般的に知られるようになってきました。
インプットとは情報を頭に蓄えること、アウトプットとはその情報を実際に使って外に出してみることです。
メェ夫(心理学者)は「どちらも大切だけれど実際に使ってみる(アウトプットする)ことで、ただの情報が使える記憶になって、長期記憶になっていく」と言っていました。使ってみたときのシチュエーションや感情など、いろいろな情報が付随して、"取り出しやすい記憶"になるのだそうです。
…なるほど???
とにかく物事を本当の意味で"習得"するにはアウトプットもすごく大事なんですね!
ディズニー英語システム(DWE)が音楽メインで教材を出していますが、あれは実際に歌うことでアウトプットにつながっています。
サンリオイングリッシュマスターは歌うこと以外でも常にアウトプットを意識しているように感じました。
普段見せるDVD1本20分の中では
- Finger Play Songsで歌に合わせて踊る
- Wordsでクイズに答える
- Key Phrase Chantsの口ずさみたくなるテンポと間(私はいつも口ずさんでしまう 笑)
- Total Physical Responseの口ずさみたくテンポと間(私はいつも…以下略)
- Total Physical Responseで実際に身体を動かす
これだけ仕組まれています。
それから、5回に1回"Review回"という復習的立ち位置のお話が入っています。
こちらは新しい話を見る普段と違って、今までの話を思い出すような内容になってます。
例えばマザーグースの一部がカラオケになっていたり。いつも淡々と流れていくフォニックスも一瞬クイズ形式になっていました▼
今までの話の復習だけだとつまらないので、Review回だけのコーナーも設けられています。
それがSpoglish。Total Physical Responseの運動バージョンです。
ちなみにDVD以外の本やアプリでもアウトプットをがんばろうとしているのがわかります。
"ウォーリーを探せ"のように、生き物を探す絵本だったり、発声して答えるクイズアプリだったりがあります。
会員制度でオンライン英会話もできるようになる
DWEは会員(月額3410円)になればオンライン英会話を無料で使うことができます。
サンリオイングリッシュマスターも会員制度やオンライン英会話を準備する予定だそうです。
月額1000円で入りたい時に入って辞めたいときに辞められるとのこと。オンライン英会話のお値段は15分×3回=45分で3500円の予定とのお話でした。
我が家はまだメェ太が幼いので会員には入っていません。なので月額料金も払っていません。この辺柔軟なのありがたい〜
実際にGrade1を使ってみての感想
お話の数が多いから飽きにくい!でも…
サンリオイングリッシュマスターはStage1だけで40話(40Lesson)もあります。
我が家はとりあえず1〜2ヶ月にGrade10話見せていくことにしました。
毎日同じ映像を見るわけではないので飽きて見なくなることは今のところありません(^-^)
"Super Simple Songs"のDVDでは飽きた動画のときはどこかへ行ってしまうので、集中して見ているようです。
ただ…一方で好きなお話ができてる感じもない(^◇^;)アレッ
10話は多すぎるのかなーと思ったものの、お気に入りのDVD("うっかりペネロペ English Stories and Lessons for KIDS")は13話あるんだよなぁ…。
その原因のひとつだと思うのが、子どもが自分でお話を選びにくいこと!!!
DVDケースの裏やトップメニュー(最初に出てくるお話を選択する画面)にお話の内容がわかる画像が一切無いのです…。
メェ夫(心理学者)が言うには、自分で見たいお話を選ぶこと(自己決定)ってかなり影響が大きいそうです。YouTube依存になりやすい理由のひとつも、自分で選んでその動画が流れる仕組みになってるから。
メェ太は1歳半ですが、DVDケースの裏を見て見たいDVDを選んだり、さらにトップメニューで見たいお話の画像を見て指差しで伝えることができます。
サンリオイングリッシュマスターはそれができないのがかなり辛い…!
実際に見てみるか、Guide WEBで調べないとどれがどの話なのかわかりません( ꒪⌓︎꒪)
サンリオさん、ここ切実に改善してほしいです!!!
おうち英語をしている人にとっては物足りない?
Grade1は挨拶から始まるので、レベル的には簡単です。
"Good morning "などの挨拶から始まり"Would you like〜?"など、日常生活でよく使うフレーズが多く出てきます。
はじめてのおうち英語がサンリオイングリッシュマスターの人にとっては「このレベルからはじめてくれるんだ!」と安心すると思います。
一方で0歳からお家英語をしている人にとってはちょっと物足りなく感じる人もいるかもしれません(あくまでGrade1の話)。
我が家もメェ太が0歳の頃からYoutube動画で"Super Simple Songs"を見せていたので、「少し簡単かな?」と思いました。
でも、よーく聞いたらパッと言えないような表現も混じっています。
こちらは繰り返される表現ではないのですが、Guide WEBで調べて実際に親が子どもに使っていくことで「繰り返し」を図れるんじゃないかなと思います。テーマが身近なのでこれが簡単にできるのが嬉しいです。
一歳半には少し遅かった気がする
メェ太はまだ1歳半だし丁度いい内容かなと思いきや、ちょっと遅かったかも…と思っています。
特にGrade1の1枚目(Lesson1〜5)は確実に遅かったと感じています。
内容はあいさつ、起床、朝ごはん、歯磨きです。
1歳半のメェ太は各話で取り扱っている生活習慣が既に確立してしまっていて、目新しさがないようです。あまり自分から見たがりません(^^;;
子どもの発達段階に合った興味関心を研究しつくしているこどもチャ◯ンジさんを見てみると………
4月号から半年経った10月号からの内容は「ありがとう、じゅんばん、ごめんね、はんぶんこ、いたいのいたいのとんでいけ、全部食べる、手洗い、お片付け、着替え」となっています。
やっぱりちょっと遅かったかな???
マザーグースの映像が残念
サンリオイングリッシュマスター第一弾の無料サンプルDVDで話題になった「I Lost Do on My Clarinet」。不評だった理由は映像と意味がリンクしていないこと、サンリオキャラクターが謎にたくさん出てくることでした。
う〜〜〜ん。実物も割とそんな感じ…(^^;)
他のコーナーは全然そんなことないのに、マザーグースだけは映像と意味がリンクしていないように感じます。
「I Lost Do on My Clarinet」を友人から見せてもらいましたが、あれほどではないです(笑)
多少リンクしてるけどわかりにくいよね!?って感じ。
例えば「There was a farmer had a dog」と歌っているのに、ポチャッコとポムポムプリンとシナモンロールが出てきたりします。確かにみんな犬だけど…3匹や〜ん!
下の写真は「Old MacDonald Had a Farm」。Old MacDonaldさんは出てきません(笑)
サンリオのいろいろなキャラクターが謎にスケボーに乗って登場します。かろうじて背景が農場。
メェ太はマザーグースに出てくる曲のほとんどを"Super Simple Songs"で何度も見たことがあるので、私はそこまで気にしていません。
でも、これがはじめての人は気になるよね。
"Super Simple Songs"のクオリティの高さが異常なんだよね。あれすごい。
余談"Super Simple Songs"との相性が良い
サンリオイングリッシュマスターを購入する前に"Super Simple Songs"を聞かせていて良かったなと感じています。
"Super Simple Songs"は名前の通りとてもシンプルな歌で、歌に出てくる表現も簡単なものばかりです。
"Super Simple Songs"である程度聞いたことがある言葉や表現がサンリオイングリッシュマスターにはたくさん出てくるので、英語の音とイメージが結びつきやすい気がしました。
マザーグースの映像と意味が絶妙にリンクしていなくてわかりにくい問題も補ってくれます。笑
結論
サンリオイングリッシュマスターのDVDの作りは本当によくできていて、メェ太も途中で他の遊びに移ることなく見てくれます。
Grade1で扱うコアの英語は易しいですが、保護者の努力次第ではGuide WEBを活用することでより高いレベルを習得することもできると思いました。
でも、話の内容的に1歳半に与えるのは少し遅かったと感じています。
理想は生活習慣が確立しはじめる1歳0ヶ月から!
つまり、最初のおうち英語教材にもってこいだと思います!
なるべく見ないDVDをつくりたくない方は、なるべく早く導入する方がいいと思いました。